情報デザイン

Webデザインやユニバーサルデザインなど、現代の情報技術社会をデザインする方法を学び、世の中のモノゴトをユーザ中心に改革できる人材を目指します。

情報デザイン

この領域の科目例

デザイン思考I、II

情報デザインとデザイン思考のプロセス、ユーザ調査の手法、コンセプト化や視覚化の手法を学びます。

アプリ作成入門

プログラミングが苦手な人でも使えるScratchでゲームを作り、プログラミングの楽しさを学びます。

デザイン心理(視覚・聴覚)

AV機器やコンテンツのデザインと人間の視覚や聴覚の関係を学びます。UDについても触れます。

ユニバーサルデザイン

人間中心設計の考え方に基づいて、多様なユーザに合わせたデザインを実践的に学びます。

SNSコミュニティデザイン

SNSの特徴やコミュニケーション行動など、SNSコミュニティデザインを学びます。

ICTリテラシーI、II

情報システムを扱う職業人に必要なICTの基本を学び、国家資格「ITパスポート」の合格を目指します。

4年間の履修計画の例

基礎

幅広くコミュニケーション研究の基盤となる知識を身につけます。

入門

  • 心理・コミュニケーション概論
  • 心理学概論
  • コミュニケーション概論Ⅰ
  • コミュニケーション概論Ⅱ(多文化)
  • コミュニケーション概論Ⅱ(メディア)
  • コミュニケーション概論Ⅱ(情報デザイン)

基盤講義

  • 先端トピック概論(コミュニケーション)B
  • 基礎心理学概論

基盤演習

  • 1年次演習(コミュニケーション)
  • アプリ作成入門
1年次演習授業風景1

1年次演習授業風景2

基礎+実践

コミュニケーションを研究するための技法やデータ分析を実践的に学びます。

基盤講義

  • コミュニケーション統計法1
  • コミュニケーション統計法2

特殊講義

  • デザイン思考Ⅰ
  • デザイン思考Ⅱ
  • ユニバーサルデザイン(人間中心設計)
  • ICTリテラシーⅠ
  • ICTリテラシーⅡ
  • Webデザイン
  • インターネット・バイ・デザインI

基盤演習

  • 2年次演習(コミュニケーション)
  • コミュニケーション研究法入門
  • WebプログラミングⅠ
  • WebプログラミングⅡ
2年次演習授業風景

2年次演習レジュメ

専門+研究

コミュニケーションを体系的に学び、情報デザインについて理解を深めます。

特殊講義

  • デザイン心理(視覚)
  • デザイン心理(聴覚)
  • メディア心理学

発展演習

  • 3年次演習(コミュニケーション)Ⅰ
  • 3年次演習(コミュニケーション)Ⅱ
  • コミュニケーション研究法実習(実験法)
  • 多変量解析
3年次演習授業風景

個性的なテーマの解明

自分の研究テーマに取り組み、データに基づいた実証的な卒業論文を完成させます。

特殊講義

  • コミュニケーションと女性のキャリア
  • ダイバーシティとコミュニケーション

発展演習

  • 4年次演習(コミュニケーション)Ⅰ
  • 4年次演習(コミュニケーション)Ⅱ

卒業論文

  • 卒業論文
4年次研究室仲間たちと先生を囲む

先生のおすすめ図書

情報デザインの先生のおすすめ図書

どの本も予習やレポートにとても役立ちます。図書館にあるので気軽に手にとってみてください。

小田 浩一先生のおすすめ図書

デザインと色彩の心理学

デザインと色彩の心理学 編者 海保 博之 、小山 慎一、日比野 治雄
出版社 朝倉書店

デザイン心理という新しい学際領域にかかわる専門家が、心理学的な証拠にもとづいてデザインをしていく場合に必要な概念や知識についてまとめた本です。この種のものでは最初の出版になるので、まだ固く、こなれていない専門書風ですが、意欲的な試みとして現状の定番といえるでしょう。

情報福祉の基礎知識

情報福祉の基礎知識 編者 情報福祉の基礎研究会
出版社 ジアース教育新社

障害のある人たち、高齢者に使い易いインターフェースをどうデザインすればいいのか?ということを福祉工学の専門家たちがまとめた本です。これも少々専門的かつ工学・認知よりで学部の学生には難しいかもしれませんが、障害のある人・高齢者対応について現状日本の工学系専門家たちがどう考えているかを理解できるので定番といえるのではないでしょうか。

渡辺 隆行先生のおすすめ図書

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 -認知科学者のデザイン原論-

誰のためのデザイン? 著者 D. A. ノーマン
訳者 岡本明、安村通晃、伊賀聡一郎、野島久雄
出版社 新曜社

著名な認知科学者であるDonald A. Normanが書いた本の改訂版。必読書です。我々の身の回りにあふれている使いにくい機器を題材にして、ユーザ中心の設計(デザイン)思想の重要性を専門でない人にもわかりやすいように具体的に述べている本です。

情報デザインの教室

情報デザインの教室 編者 情報デザインフォーラム、山崎 和彦、浅野 智、上平 崇仁
出版社 丸善

渡辺ゼミの3年次演習の教科書。一人で読むには難しいと思いますが、情報デザインとは何かをはじめ、情報デザインを学ぶために必要なことが網羅されている良書です。

グラフィック認知心理学

グラフィック認知心理学 著者 森 敏昭、井上 毅、松井 孝雄
出版社 サイエンス社

独学で読むには難しいかもしれませんが、認知心理学を大学生が学ぶのに最適な本です。情報デザインはユーザである人間を中心に考えるので、人間の認知を知ることが重要です。人間の情報処理過程や認知の特性を理解することで情報デザインの学びが深くなります。

加藤 尚吾先生のおすすめ図書

インターネットにおける行動と心理 -バーチャルと現実のはざまで-

インターネットにおける行動と心理 著者 アダム N.ジョインソン
訳者 三浦麻子、畦地 真太郎、田中敦
出版社 北大路書房

翻訳のためやや読みづらいですが、インターネット上のコミュニケーションに関する黎明期~初期の社会心理学の立場からの研究を学ぶことができます。

インターネット心理学のフロンティア -個人・集団・社会-

インターネット心理学のフロンティア 編者 三浦麻子、森尾博昭、川浦康至
出版社 誠信書房

日本のインターネット心理学の歴史や実際の研究について、個人、集団、社会の視点からまとめられており、インターネット心理学の理論や研究を学ぶことができます。

学びのデザイン:学習科学 (教育工学選書II)

学びのデザイン 監修 日本教育工学会
編著者 大島純、益川弘如
出版社 ミネルヴァ書房

教育工学の研究者が学習科学 (Learning Science) の理論と実践を説明しており、教育工学の研究と実践について学ぶことができます。

白銀 純子先生のおすすめ図書

要求工学知識体系

要求工学知識体系 編集 情報サービス産業協会REBOK企画WG
出版社 近代科学社

ソフトウェアを作るとき、ソフトウェアに求めることを「要求」と呼びます。その要求を収集したり管理したりするための様々なテクニックが紹介されています。要求を扱うためのガイドライン的な書籍です。

ユーザビリティエンジニアリング(第2版) -ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法-

ユーザビリティエンジニアリング 著者 樽本徹也
出版社 オーム社

使いやすいものを作るためになすべき手順やそれぞれの手順で何をすれば良いか、どのようなテクニックがあるかについて書かれています。使いやすさ(ユーザビリティ)について学ぶときに最初に読むべき書籍です。

人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー 第1巻)

人間中心設計の基礎 編著者 黒須正明
編者 松原幸行、八木大彦、山崎和彦
出版社 近代科学社

人間中心設計は、使いやすいものを作るための体系的な方法論です。この書籍では、人間中心設計の基本的な概念について説明している、入門的な書籍です。

情報デザイン領域の卒業論文

  • 読みやすいフォント
  • タッチセンサ付きの触覚ディスプレイに関する研究
  • 視覚シンボルの理解
  • 人工的視力低下の条件におけるロービジョンエイドの利用
  • 文字表示と視距離
  • ごみを捨てたくなるゴミ箱のデザイン
  • LINEスタンプの適切な代替表現
  • タッチパネルに適したリンクの操作
  • Webの非言語情報の音声表現
  • 女子大学生の携帯メールにおける依頼と拒否について
  • 電子書籍端末と紙媒体での読書に関する印象の研究 -女子大生におけるiPadと紙媒体での読書に関する研究-
  • Twitterでのアイコン画像選択とプライバシー
  • SNSにおける写真を通したコミュニケーション
  • スマートフォンの音声入力インタフェースに対する利用者の意識
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