適性診断

コミュニケーション専攻で学べる3つの領域について、学生が考えた内容でご紹介します。

コミュニケーション専攻の各領域について

メディアコミュニケーション

みなさんはメディアとはどのようなものだと考えていますか?メディアの意味はとても広く、普段使っているテレビ、新聞、雑誌など、私たちの生活の中に浸透しています。また、スマートフォンでのコミュニケーションが盛んになり、メディアの社会的な役割や、コミュニケーションが日々変動しています。

普段私たちはメディアの受け手で、それを取り巻く周囲に注目することはあまりないかもしれません。ですがここでは、社会心理学の視点から身近に潜むメディアが私たちオーディエンスにどのような効果を与えるのかを学ぶことが出来ます。それらは世の中に出た時に役に立つ実用的な知識であり、将来に生かすことができます。

他大学でもメディアについて学ぶことができる学科はありますが、東女のコミュニケーション専攻のように社会心理学にからめてマスメディア研究をするところはあまりありません。マスコミだけでなくSNSなど幅広い視点からメディアについて学ぶことができます。

ここだけの話、女子大で幅広くメディアが学べる専攻はなかなかないですよ!

情報デザイン

情報デザインとは、モノやコトを人間(ユーザー)が使いやすく、また使えるようにすることを目的とし、デザインをすることです。

現代社会はモノにあふれていますが、その情報がいくら良くても、相手に伝わらなくては意味がありません。そのため情報が蔓延する現代社会においては、本当に必要な情報を伝わりやすくすることでが必要です。情報の受け手は、視覚・聴覚などの感覚器官に困難を抱える方も含まれます。どうしたらより多くの人に分かりやすく、使ってもらえるかを考えることが情報デザインの領域です。

また授業では、よくグループワークやディスカッション、ワークショップの形式を用います。意見を言い合うことで自分が気が付かなかったことに気づけます。また実際に手を動かし、何か形になるものを作ることで良いところや直すべきところが分かり、改善に繋がります。

情報デザイン領域では、1、2年生で情報デザインについての基礎知識を学びます。また、2年生から取れる専攻科目ではグラフィックデザイン、Webプログラミング、ユニバーサルデザイン、デザインの基本やICTリテラシなどについて学ぶことができます。3Dプリンターを使う授業もあります。

現代社会にはたくさんの問題が山積しています。よりよい社会・生活にするためには、それらの解決が必要となります。情報デザイン領域を学ぶことは、その解決の担い手への近道です。積極性のある人、積極的になりたいけど中々なれない人、作業をしたりモノをつくったりすることが好きな人、是非コミュニケーション専攻で情報デザインについて学んでみませんか?

多文化コミュニケーション

多文化と言えば、日本と外国のように国と国との文化の違いをイメージする人が多いと思います。しかし、文化の違いは日常生活の色々なところに現れています。例えば、好きな食べものや趣味は人によって様々であると思います。さらに、そのような違いは、メディア、Webデザイン、アニメや絵本といった人を取り巻く「モノ」の違いにも現れ、ひいては社会全体の考え方や価値観、制度やシステムにも影響しています。このように、普段は当たり前と思っていたことが、家庭や学校、地域、国といった様々な文化的背景のもとで成り立っていることを、最先端の知見を交えて学ぶことができます。

また、多文化コミュニケーションの領域では、文化的背景の違う人たちのコミュニケーションを媒介する「言語」についても学んでいきます。特に、日本語がどのようなプロセスで学習・伝達されるのか、日本語教育についての理解を深めることができます。そして、それらのプログラムを通して、日本に関心を持つ外国の子どもたち、日本語学習の支援が必要な人たちに日本語を教える「日本語教員」として活躍することもできます。

多文化を学ぶことは、広い視野で人と人を結ぶコミュニケーションをデザインすることにつながります。人と関わる仕事、人と人をつなぐ仕事、ジェンダーや国際関係に興味がある人にもオススメの領域です。

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