卒業論文のテーマ探し
こんにちは!コミュニケーション専攻福島ゼミ卒業生の門山です。少し肌寒い夏休みが終わる時期になると、新しく買った秋服を着て久しぶりに友人に会えることを楽しみに大学へ行った日を思い出します。今回は私の卒業論文の題目を決めたきっかけや内容についてお話しようと思います。
私は「被服行動からみる自己表現と役割期待」というテーマで卒業論文を執筆しました。
2年生のゼミの授業でコミュニケーションの社会的役割について学び、人は「会う人や場所」に応じてそれぞれ振る舞いが変わることに興味をもちました。学校にいる時と家にいる時、バイト先にいる時では振る舞い方が変わり、状況に合わせて意図的に振る舞いを変えることもあれば、無意識に変わることもあります。このように周囲に合わせて変わる自分を、第三者に対して目に見えるかたちで表現するためのコミュニケーション・ツールとして「被服」が挙げられます。私はその「被服」に着目しました。きっかけとなったのは友人との会話です。バイト先でお世話になっている年配の方とお花見に行くと決まった際、その友人と着ていく洋服の話になったのですが、目上の方で初めてお会いする方もいたため、友人は「どんな服を着て行こうか」と悩んでいました。先行研究を読み、被服には「個性を表現する媒体としての被服」と「他者の期待に応じた被服」があることがわかりました。このように相反する二つの被服行動はどのような要因によって引き起こされるのか疑問に思い、ゼミで学習していた文化的自己観や自尊感情との関連性を研究することに決めました。
文化的自己観については専攻のおすすめ図書「木を見る西洋人 森を見る東洋人」を参考にしてください。
コミュニケーション専攻での学びは多岐にわたります。 このブログで私が伝えたいことは「日常の些細なこと、ふとした疑問が卒業論文のテーマに繋がるかもしれない」ということです。気になったことはどんなに小さなことでもいいのでメモを残しておくことをおすすめします。学生の興味関心を尊重し、ゼミの先生をはじめ専攻の先生方が相談に乗りアドバイスをくださいます。同じゼミでも題目は様々です。過去の題目をまとめたページがあるので、ぜひ見てみてください。 多種多様な興味深いテーマで卒業論文を執筆できることがお分かりいただけると思います。卒業論文執筆中は大変なこともありましたが、興味のあることについて研究できる時間は貴重であり、今振り返ると良い思い出です。これから卒業論文を書く方へ少しでも参考になれば幸いです。
そしてもう一つ。大学の思い出といえば、私のスマホのアルバムには何枚あるかわからないほどたくさんの東女の写真があります。 大学に行くたびに東女の綺麗さに感動し、撮影していました。撮り溜めた写真の中から私のお気に入りを選んでみました。 東女の四季をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。