コミュニケーション専攻のすゝめ

こんにちは。唐澤ゼミの松田です。

みなさんはコミュニケーションと聞いて何を思い浮かべますか?

コミュニケーションを私たちがよく使う日本語に言い換えるとすれば、やはり「会話」でしょうか。「意思疎通」というのもしっくりくるような気がしますね。

実は私たちが本専攻で学んできたコミュニケーションというのは幅広いもので、4年間学んで思うことは、コミュニケーションとは一言では表せない奥が深いものだということです。きっと意味が分からず読み進めていらっしゃることでしょう。もしかしたら、これ以上読むのはやめておこうかしら...なんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。4年前の私なら確実にそのように思っていました(笑)。ページを閉じたいのはやまやまでしょうが、もう少しだけ、お付き合いください。

私たちの専攻の隠された魅力に気付いていただけるかもしれません♪

私が入学したのは、人間科学科コミュニケーション専攻でした(現在は心理・コミュニケーション学科となっています)。言語・心理・コミュニケーションの3つの専攻に分かれていました。

人というのはあらゆる言語を駆使し、相手の心を感じ読み取り、コミュニケーションをとる。「なるほど...だから3つの視点から人間を科学するの!!」と、当時の私は分かったつもりでいました(なんとなくわかっていればこれからの勉強はそこまで苦労しないだろうと軽く考えていた自分を叱りたいです...)。よくよく考えると、「コミュニケーション」は「言語」と「心理」の両方が存在して成り立つものです。

...皆様、お分かりですね?そうです。コミュニケーション専攻では、3つの分野を同様に学ぶ必要があったのです。

「そんなぁ...ハードすぎるよ~!!!」と頭を抱えているそこのあなた!大丈夫です。み~んなある意味初心者なわけですから、最初は基本的な知識をその道のプロフェッショナル(教授陣)が教えてくださいます。振り返ってみると、1年目の私はいつの間にか広く浅く知識を増やしていたな、という印象です。コミュニケーションを専攻する人のほとんどが「人間」に興味があるはずなので、楽しんで学べると思いますよ。今思えば、幅広い分野の知識を得られるというのは、コミュニケーション専攻の最大の魅力ではないでしょうか。

幅広い...といえば、卒業論文!!略して「卒論」ですね!(本学は卒論の提出が卒業条件の1つとなっています) コミュニケーション専攻では3年次に、自分が学びを深めたい分野に精通していらっしゃる先生のゼミに入ります。

ということは、2年生の後半にもなると、卒論で何を研究したいかと、なんとなくヴィジョンを立てておく必要があるわけですね。ここで苦労する学生は少なくないのですが(私もその一人でした...)、卒論を提出して思うのです。コミュニケーション専攻では幅広く学ぶ力がついているんだから、本当に自分が心を惹かれることに耳を傾けていいということです。

「今まで学んだことと全く関係ないかもしれないことに興味が出始めちゃって......。」いいと思います。

「やりたいテーマがどんどん出てきちゃって......。」いいと思います。

意外な意見や新たな思想、時には普通の理解を超えるほどのユニークな考え方など、ゼミの仲間からは数多くの刺激を受けて成長できます。そうして自分の考えが構築されていくのですから、興味というのは変化していくものだと思うんです。沢山悩み、様々な意見を吸収すれば、それだけ充実した卒論執筆の旅へと向かうことができるはずですよ!(実際、我がゼミでの卒論テーマは、きょうだいや親子関係といった自己に関わる問題から、広告の文化比較や絵本の時代的変遷など社会文化の変化との関連を踏まえたものなど人それぞれ幅広いものです)

3年生が終わると、就職活動と卒論執筆とが重なる時期が出てきます。大学生活で一番頭と体力を使う時期かもしれませんね...それに精神状態もよろしくない状態になることも...。私も人と比べて落ち込んだり、孤独に感じることもありました。でもそんなときに最後まで踏ん張れたのは、ゼミの仲間の存在が大きかったように感じます。それは、私が所属しているゼミに限らないと断言できます。

唐沢ゼミ学生_20200115
ー留学生との交流会ー

「みんな違ってみんな良い。」それを改めて気づかせてくれる、最高の仲間がコミュニケーション専攻にはいてくれます。

さて、長々と書きすぎてしまったようですね......。「結局コミュニケーション専攻って何するの?!コミュニケーション専攻の隠された魅力って何なの?!」

どうでしょう、想像できましたでしょうか?感じていただけたでしょうか??あえてまとめることはしませんが、「なんとなく」わかっていただけたら、この記事を書いた甲斐があったなと思います(笑)。

卒論を書き終えた現在、私から皆様へ確実に言えることは、コミュニケーション専攻に入ってよかった!ということです。

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