大学での経験と就活
こんにちは。渡辺ゼミの有澤です。
オンライン授業がスタートしてから早2ヶ月。最近は先生に卒論の相談をする際、移動時間を考慮する必要がなくなったために、会議と会議の合間の60分だけ来てもらったりしています。対面の時よりも先生のアポイントメントが非常に取りやすく、オンライン授業のありがたさをひしひしと感じています。
さて、今回は就活についてお話ししたいと思います。受験生の皆さんは就活についてどれくらい知っていますか?
就活は基本的に「インターン→説明会→面接(選考)」の流れを取ります。ただし、インターンは選考に影響を及ぼすことはなく、あくまでも「会社や業界を知る」ということがメインです(そのため、インターンには行くかどうかは任意)。また、経団連の「3年次3月に就職活動解禁、4年次6月に採用選考解禁」という就活ルールも解禁されたので、明確な就活のスタート時期はありません。学生が自分で情報収集などを行なって就活をスタートします。そのため、就活は情報収集が命とも言われています。
コミュニケーション専攻では、情報化・グローバル化によりますます多様化する社会で生きるために必要な知識や、どの分野でも重視されているコミュニケーションについて学ぶことが出来ます。そのため就職先の選択肢が非常に多く、それゆえに自分が就職したい業種を絞れなかったり、将来やりたいことがピンとこなかったりする学生も多いです。私もその1人でした。
「どの業界が自分にあっているか分からない」という状態を脱し、自分に合った業界に就職するために、私はいろんな業種の夏のインターンに参加しました。インターンは選考に影響がありません。そのため、興味が無くても積極的に参加して、自分に合っているかどうかを確かめました。私は申し込んだ多くのインターンのなかで、2ヶ月間のプログラミングインターンの参加が転機となり、ITという、最初は考えもしなかった業種での就活を始めました。今思うと、プログラミングインターンが自分にあっていると感じたのは、大学のプログラミングやアプリ作成入門の授業を興味本位で取ってみて、すごく面白かった経験を一度していたからなのかもしれません。
また、多くのインターンはエントリーシート(ES)の記入と適性試験の結果で参加出来るかどうか決まります。基本的にESでは「自分の強み」や「学生時代に力を入れたこと」「自己PR」などを記入します。私は多くのインターンに申し込んだので、多くのESを書くタイミングがありました。ESを書くたびに何回も自己分析をし直し、同じゼミの友人にどうやって自己分析をしたのか相談してヒントをもらいながら、本選考が始まるまでに自分が本当にやりたいこと、大事にしていることをだんだんと見つけることが出来ました。
私は大学3年にして、「将来就きたい職業」が決まりました。そして、就活を通して大学での学びや経験が私の価値観に非常に大きな影響を与えていることがわかりました。
皆さんは、自分が将来就きたい職業は決まっているでしょうか?もし決まっていなくても、そんなに心配する必要はあまり無いかもしれません。今、少ない知識や経験で決めてしまうよりも、大学での様々な学びや出会いを通して、いろんな視点から就きたい職業を考えてみてもいいのではないでしょうか。