新しい大学生活
こんにちは。コミュニケーション専攻 熊谷ゼミ3年の打田です。夏休みに入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。オンライン授業が始まってから半年が経ち、後期授業がどうなるかと思っていたところ、先日大学から発表がありましたね。後期授業も一部対面を含めたオンライン授業。正直なところ、1年間大学に行くことができないのはとても残念でした。ですが、東京では未だコロナウイルスの感染者情報が後を絶たない状況下で、学生の安全を踏まえた大学の苦渋の判断と思います。来年、晴れて大学に通うことができることを心待ちに後期も頑張っていきましょう。
さて今回は、コロナ禍を通じて確立した「新しい大学生活」についてお話しようと思います。東女も含め、多くの大学では「オンライン授業」と名乗り、自宅からビデオツールを利用し授業を受ける形式が始まりました。授業が始まった5月頃は、新しい授業のやり方に慣れず、小さな画面に1日中集中して授業を受けることで精神的にも肉体的にも疲労を感じていました。しかし慣れとは恐ろしいもので、今ではそのやり方が日常化し、「当たり前」となりました。人は目の前のことを繰り返しているうちにそれが習慣となり、日常に取り込まれていくのです。学校以外にもマスクをつけることも同じことですね。今後も新しい習慣が作られていくのでしょうか。
そしてもう一つ私の大学生活で新しく大きな変化があったことがサークル活動です。私は、VERA祭実行委員会という東京女子大学の学園祭を運営する委員会に所属しており、現在装飾部の部長を務めています。しかし、今年はコロナウイルスの影響で例年通りの開催が難しく、現在も試行錯誤をしながら前向きに準備を進めているところです。3年生は今年の学園祭をもって引退をするのですが、サークル活動の集大成でもある学園祭をいつものようにお客様を迎えて開催できないことがとても悔しいです。また、私が所属する装飾部はVERA祭をより華やかにしてお客様を迎える部署である分、実際に制作したものをお見せする機会がないと思うと悲しい気持ちになってしまいますが、事態が収束してまたいつものように開催ができたとき、より一層素敵な装飾物が作れるように部員とともに念入りな準備を重ねる期間として今は精一杯活動をしようと思っています。
ここまで個人的な話をしてきてしまいましたが、私はこのコロナ禍を通して「変化」ということを、身をもって感じることができたと思っています。生活拠点、アルバイト、友人関係、勉強時間など良いことに変化したことも、良くないことに変化したこともあります。皆さんにもこの期間を通して感じた「変化」はありますか?
社会というものは変化が目まぐるしいものですが、今回のコロナ禍を通して、誰もが何かしらの変化を感じたのではないかと思います。身の回り以外の世界ではこのような変化が毎日秒刻みで起きていると思うと、世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるのではないかと思います。大学という広い世界に踏み入れ、今までとは異なる学びを広げる中で、様々なことにアンテナを張り自らの知識や学びを増やすことは、これからもっと大きな社会に一人で立っていく自分を助けてくれる味方になると思います。何か一つでも変化を感じたものがあれば、その気づきを忘れずに新たな興味や関心のきっかけにしてみてください。