清く正しく美しく、そして
コミュニケーション専攻3年 加藤ゼミの中尾です。読んでいただきありがとうございます。宝塚歌劇団が大好きで4歳から観劇しています。宝塚のモットーは「清く正しく美しく」、阪急の創始者小林一三先生の遺訓ですが、実はもうひとつ前置きの言葉があることをご存知でしょうか。それは「朗らかに、清く正しく美しく」です。思えばこの1年、外出自粛でオンライン授業の「清く正しい」生活、家ごもりのためメイクをする機会は減り「美しく」とは言い難く、会いたい友人たちにも会えず大学にも行けず暗い気持ちになることもありました。だからこそ一三先生の教え「朗らかに」明るく過ごすことの大切さに気付かされ、たとえ離れていてもZoomやLINE電話などコミュニケーションツールでつながり合える現代社会のありがたさを強く実感しています。
私は公認サークルのマンドリンクラブに所属しています。昨年は部員同士で会うことも練習をする機会もなく、新入部員の勧誘や交流も指導もできず、何をしたらよいのか幹部学年である私たち3年生はとても悩みました。そして部員同士の繋がりを大切に考え、可能な限り週1でZoomを使ったリモートサークル会を続け、時には就活中の4年生にもお声がけをして全学年でゲーム大会も企画しました。普段のサークルでは、定期的に部員全員でゲームを楽しむ機会も無かったので、コロナ禍ならではのコミュニケーションが取れて、改めて絆が生まれたように感じました。
例年12月に学内のホールで行われている定期演奏会についても、なんとか開催したいとの部員全員の熱意で、初めての試みとしてリモート合奏の動画配信による演奏会を実現することができました。部室に置いてある楽器を取りに行けない部員はそれぞれの自宅にあるもので参加。追加パートとして編曲し通常のマンドリン合奏では用いない楽器も加えたスペシャルバージョンでのリモート合奏です。撮影時の背景や服装も各自遊び心を入れて賑やかな映像になりました。私もマンドリンとピアノ演奏、動画の編集を担当しました。初めて尽くしで問題は山積み、スマホのアプリを使った素人編集ですが、続々と送られてくる自撮りの動画から、揃って演奏することはできなくてもひとつの曲を一緒に作り上げたいというあふれる思いが伝わるような編集を心掛けました。プライバシー保護のため、基本的には手元中心の映像ですが、ラストのクリスマスソングはとにかく楽しく、卒論提出ギリギリで多忙な4年生の先輩も手拍子だけでもと動画を撮り、全部員が揃いました。イラストが得意な部長が描いた全員の似顔絵でスタンプのように顔を隠して、楽しい編集に仕上がったと思います。
12/25からYouTube公開中です。よかったらご覧ください。
朗らかに、つながりましょう♪私にとって大学生活最後の1年、今年はみんなと笑顔でたくさん会えることを願っています。