情報デザインと共に生きていく
こんにちは。渡辺ゼミ3年の今井です。最近寒くなってきましたね。軽く自己紹介をしますと、私は大学1年生の冬にグラフィックデザイナーを目指しはじめ、1年間ダブルスクールをしてデザインを学び、その後デザイナーとして長期インターンをさせていただきました。ゼミではUI/UXデザインについて学んでいます。今回は、デザインを学んでいる私が感じる「デザインとは何か」について話していきたいと思います。ぜひ情報デザインに興味を持ってもらえたら嬉しいです。
なべゼミでやっていること
コミュニケーション専攻では、メディア、情報デザイン、多文化という3領域を学ぶことができます。その中でなべゼミで学ぶことができるものは「情報デザイン」です。情報デザインとは、世界に大量にある情報を相手にわかりやすいようにまとめ直して伝えることです。デザインに「なんか絵を描くもの」みたいなイメージを持っていた人は少しあれ?となるかもしれません。デザインとは実はとても広い言葉で、日本語でいうと「設計」にあたります。大学受験後の進路を考えることも、部活のチームメンバーを考えること、授業でのプレゼン内容を考えることも全て「デザイン」に含まれるのです。そして、そのような「設計」をするためには、コミュニケーションが欠かせないのです。
例えば、皆さんが「東女について紹介するブログを書いてほしい」と言われたらどうしますか?きっと自分が書きやすいテーマで書き始めると思います。しかし、それは本当にみんなが見たいブログなのでしょうか?そして、書いてほしいとお願いしてくださったサイト運営者の意図に合っているのでしょうか。自分が作りたいように作ったものは自己満足のアートであると言われ、デザインとは言えません。そのため、デザインであると言えるためには、「デザインに関わる人の意図を知る」「ユーザーが求めているものを知る」ということが大事になってきます。じゃあどうやったらわかるの?ということと、実際に作ったものはユーザーに求められているものなの?という2つを学ぶのが渡辺ゼミでやっていることです。興味がある方はぜひ、なべゼミ公式SNSが最近できたので、DMして質問いただければゼミ生がお話しします。→Twitter Instagram
私の目標
デザインというものはとても奥が深いものです。私は最初は情報デザインに興味がなかったのですが、授業を受けてとても面白いなと思い、情報デザイン領域を深く学ぶことに決めました。私は現在「デザインで作り手と消費者をつなげる」というビジョンを持っています。どれだけいい企画があっても、その存在がみんなに知られないと誰も買ってくれません。みんなに知ってもらうためのタッチポイントとなるのが、広告だったりパッケージだったりのデザインになると考えています。商品の魅力や伝えたいことを最大限に伝わる形でビジュアル化することで、より多くの人の心を動かすということが、私がデザイナーとしてやりたいことです。そのようなデザインをするために必要なことは伝える力とデザイン力だと私は考えています。
私がデザイナーになろうと決めたのは大学1年生の冬でした。きっかけは、アルバイト先でイベントチラシを作成した時に周りの人に褒められたことで、もしかしたら私はデザインの力で社会に貢献することができるのではないかと思うようになったことでした。それから勢いでデザインスクールに通い、その時に仲良くなった社会人の方に誘われてアルバイトでデザイナーをさせていただいたりしてデザイナーへの道を踏み出しました。実務として経験してみるということはすごく力になることで、ソフトの扱い方や、文字の組み方、余白の取り方などが格段に上手くなったと思います。大学1年生の頃のデザインを見返すと、少し恥ずかしく思えます笑。
その経験を活かして、現在デザイナーを目指して就活をしていたり、フリーでデザインの受注を受けてみるなどの活動をしているのですが、そこで気づいたのがデザイナーとして働くには「伝える力」というものもものすごく大事だということです。自分が好きにデザインを作るのではただのファンアートになってしまいます。ユーザーのニーズだったりクライアントの意向を汲み取った上で適切なデザインを作成するという力が必要になってくるのです。そのためにはコミュニケーション力が大事だなと今実感しています。今後は、いかにデザインを納得させられるかというコミュニケーション力を強化していくことが私の課題です。
後輩へのメッセージ
現代はものやサービスが溢れかえっており、そんな中で新しいものに価値を出すには、デザイン的な考え方が必要になってきています。皆さんもぜひ情報デザインやデザイン思考について学んでみると将来役に立つかもしれません。あと早くから論理的に話す力を鍛えたほうがいいと切実に思います。ぜひ自分は将来どのような人になりたいのかを考えて、進路選択や新しいことへの挑戦をしてみてください。