コミュニケーション能力が上がる専攻?
はじめまして、熊谷ゼミ4年の渡辺真鈴です。皆さんは、コミュニケーション専攻についてどのようなイメージを持っていますか?わざわざ専攻ブログを読む人なら、もう正しい概要がつかめているかもしれませんね。そのような皆さんとは違い、「心理・コミュニケーション専攻?面白そう!」「心理学に基づいた、日常のコミュニケーションに活かせる知識が学べるのかも」「コミュ力アップにつながるかも」などという安直な考えで受験したのが私です...。ほぼ名前だけで専攻を決めた自称コミュ障が、実際にコミュニケーション専攻の学生になってみて感じたことをお伝えします!
専攻に入るだけではコミュニケーション能力は上がらない
冒頭の文から何となく察しが付いているかもしれませんが、コミュニケーション専攻の学生として過ごしているだけでは、コミュニケーション能力は上がりません。専攻紹介をご覧いただければわかるように、この専攻で学ぶのは「メディアコミュニケーション」「多文化コミュニケーション」「情報デザイン」の3つの領域が主軸となっています。
私が入学前に考えていたような、実際のコミュニケーションに活かせそうな心理学テクニックを学べる授業や、他専攻にはないコミュニケーション能力を向上させるための授業ではありません。そのような内容に興味があるなら「コミュニケーション心理学」や「対人コミュニケーション」の授業をとってみたり、グループワークで積極的に発言したり、新しいコミュニティに飛び込んでみたりする必要があるでしょう。ちなみに、これらは全てコミュニケーション専攻以外の専攻でもできることです。コミュニケーション能力を向上させたい!と思うなら、どこで学ぶかより自分がどのように行動するかの方が重要です。
限られたことしか学べない専攻か
先ほどの「3つの領域が主軸となって~」という文を見て、その3つに関することしか学べない、狭い領域のことについてしか学べないのかな、と思われた方はいるでしょうか。実はその真逆で、広く色々なことに興味がある人にほどおすすめできるのがコミュニケーション専攻です。上記3つの領域を主軸として、その周辺のことについても広く学べます。(そもそもこの3領域自体、ものすごく幅が広いです)
「コミュニケーション」というのは人間の生活のどこにでも存在するものです。「卒業論文題目リスト」にざっと目を通していただければ、そのことが少し分かっていただけるのではないかと思います。「痩身」「ファッション」「アバター」「プリキュア」「坂道グループ」「メンヘラ」「宝塚」「漫才」「タピオカ」などなど...様々な言葉が並んでいます。受験生の皆さんは、これらがどのような卒業論文になっているのか想像が付きますか?「コミュニケーション」は本当にあらゆることに関わってくるのです。そのことが分かって、自分の興味がある分野の「コミュニケーション」についての研究方法が理解でき、実践できるようになるのが「コミュニケーション専攻」のような気がします。
おわりに
いかがでしたか。初っ端から、「コミュニケーション能力は上がらない」などと強い言い方をしてしまいましたが、学生も先生も明るくて優しい方ばかりのコミュニケーション専攻なら、生活しているうちに自然とコミュニケーション能力は上がっているのでは?という気もしています(笑)
とにかく、どこの専攻を選んでも、どこの大学に進んだとしても、自分がなりたい姿や成し遂げたいことがあるのなら、それに向けて自ら行動することが大事です!皆さんのことを応援しています!