『日本ダイスき』であそぼう

コミュニケーション専攻2年の山縣です。

先日アプリ開発ブートキャンプに参加してきました! アプリ開発ブートキャンプとは、夏休み中の8日間にわたって開催される女子大学生ICT駆動ソーシャルイノベーションコンソーシアム(WUSIC)主催のイベントで、企画・デザイン・アプリ開発・プレゼンテーションスキルを短期間で身に付けることができます。

WUSICに参加している全国の女子大学がチームを作ってアプリ開発のコンテストに参加しました。今年度のテーマは「ソーシャルインパクトを創出するモバイルアプリ」でした。私たちのチームが取り組んだ内容やその過程を振り返りながら、作成したアプリについて紹介します。初日には、Monacaを用いてプログラミングを学習しました。HTML、css、Javascriptを自分たちで実際に打ちながら今後のアプリ開発に向けて学習しました。

また、「ソーシャルインパクト」について調べ、テーマの理解を深めました。 二日目からはアイデアソンのフェーズでした。アイデアソンとは、アイデアを出し合い、形にするワークショップです。miroを使用し、様々な社会課題を出しました。その中から解決したいテーマをひとつ決め、さらに詳しい課題を抽出しました。私たちは、「オーバーツーリズム」に着目し、アイデアを考えました。この課題に対する解決策として、「すごろくゲーム」×「マナークイズ」を組み合わせたアプリ『日本ダイスき』を考案しました。すごろくで新しい旅行体験を提供しながら、日本のマナーを楽しく学べるアプリです。 中盤の二日間はFigmaを使用し、アプリのデザインを考えました。『日本ダイスき』は日本の魅力を外国人観光客に伝えることが目的の一つであるため、全体的なデザインは「和」を意識し、日本らしさを強調しました。

また、ターゲットユーザーに外国人観光客を含めるため、アプリ内の表示は英語表記を取り入れ、多言語対応を工夫しました。 後半の開発フェーズでは、Monacaを使用し、HTML、CSS、JavaScriptを用いてアプリを作成しました。また、クラウドデータベースを活用し、すごろくゲームにおいて目的地到着時に旅の感想を記録する機能を実装しました。 このデータベースを活用することで、ユーザーが移動した際の記録が簡単に保存でき、旅行記録がより見返しやすくなるように工夫しました。 『日本ダイスき』は、すごろく形式のゲームを通じて、日本各地を巡りながらマナーや文化を楽しく学ぶことができるアプリです。以下がアプリの流れです。

    1. すごろくをプレイする→都道府県とコースを選択。
    2. すごろくがスタートし、各マスでクイズに挑戦。
    3. クイズに正解したら、指定された目的地に向かう。
    4. 到着後、その場所の感想を入力。
    5. 最後にゴールすると、道の駅で使用できるクーポンをゲット(クーポンは途中で提示されるパスワードを入力することで利用可能)。

アプリの工夫点として、観光スポットの選定においては、市町村の公式サイトや口コミ50件以下のコアなスポットを中心に厳選しました。また、クーポン券の不正利用を防ぐため、途中で得られるパスワードをゴール地点で入力する仕組みを使用しました。 今回のアプリ開発ブートキャンプを通じて、どのようなアプリを作りたいか、チーム全員でしっかりと話し合い、納得のいくものを形にすることができました。開発の過程では、授業で学んだ知識を活かす場面があり、想像していた機能を実装できた際には大きな達成感を味わいました。また、新しい技術やツールを多く学ぶことで、自分のスキルを広げることができました。そして、チームで協力して一つのものを作り上げる楽しさも実感しました。最終的には最優秀賞を受賞し、この経験は非常に貴重なものとなりました。

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山縣みちる

 

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