知ってつながるって、楽しい!

みなさんこんにちは!英語文学文化専攻4年、本合ゼミの西村です。

「コミュニケーション専攻のブログにどうして英文の学生が?!」と思った方・・

私は自専攻とは別に、日本語教員養成課程を履修しており、今回コミュニケーション専攻のブログにお邪魔しました。この課程はコミュニケーション専攻の科目をベースに、言語や社会、国際関係、多文化についてなどさまざまな分野の学びがあります。

みなさんは日本語教育、日本語教師と聞くとどのようなイメージをお持ちですか。

課程で2年ほど学んでいる私は、日本語教師はただ教壇で日本語を教える仕事ではないと思いますし、日本語教育は日本語を学ぶ、教えるものではなく、社会を知ることができる、人とつながることができる、素敵な分野だと思います。

近年は、海外からの観光客だけではなく、日本に暮らす海外ルーツの方を見かけることもあると思います。そのような中、お互いを知り、理解することはとても大切です。この課程では出身も専攻もさまざまな学生が互いに学び合っています。

私は元々日本語教師志望ではありませんでした。しかし、課程の授業や学外でのさまざまな活動を通し、「知る」ことの楽しさ、「伝える」ことの大切さに気づき、今日まで多くの経験をしてきました。

その中から今回は2つ、活動を紹介します。

1つ目は、「リトルヤンゴン」と呼ばれる、都内高田馬場で毎週日曜日に行っている日本語活動です。このブログにも何度か登場なさっている松尾先生のもと、行っています。

この活動は、ミャンマーコミュニティでの、いわゆる日本語教室ですが、ただの日本語教室じゃありません。さまざまなバックグラウンドや母語を持つ人たちが、対等な目線で対話しながら「相互学習」ができる場です。私自身ミャンマーのことを知ることができますし、活動で社会問題を取り上げることがあるため知識も増えます。活動後に食べるミャンマー料理も絶品です!

2つ目は、日本語パートナーズについてです。

これは大学のプログラムではなく国際交流基金の派遣のもと行ったものです。日本語パートナーズは、アジアの中学・高校の日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタント、日本文化紹介をします。私は大学を休学し、2019年9月〜2020年3月までインドネシアで活動をしていました。ことば、宗教、インドネシアのさまざまな文化が初めての私にとって毎日が新鮮でした。

インドネシアの学生たちとの集合写真

私はインドネシアに行くまで、日本国内で労働環境や言語に悩み、苦しむ人々がいることを知り、学んでいましたが、日本を出てみると「日本で働きたい」「日本に留学したい」と目を輝かせながら話してくれるたくさんの人に出会いました。インドネシアで出会った方々が日本に来た時に嫌な思いをしないためにも、私は今後も知り、学ぶことを続け、さらにそれらをいろいろな形で発信したいと思います。

インドネシアの人たちと山での記念写真

今回は活動を2つ、紹介させていただきました。

この記事を通して、少しでも日本語教育に関心を持ち、「知りたい」と思ってもらえたら嬉しいです! コロナ禍で人と会うことが少なくなり人と話すことが減ったと感じる方も少なくないと思います。しかし今はオンラインでさまざまなセミナーもありますし、SNSを通して新たな発見、つながりを作ることもできます。正しい情報を手に入れ、知り、ご自身の学びや人とのつながりに広げてみてください。

それではみなさん、良い年末をお過ごしください。

TOP