有馬 明恵Akie Arima
教授 / マス・コミュニケー ション論
マス・コミュニケーションが人々の意識や行動に与える影響や人々の情報行動を研究している。特に、マス・コミュニケーションとステレオタイプとの関係に関心がある。
- arima(あっとまーく)cis.twcu.ac.jp
- オフィスアワー
- 木曜4限
自己紹介
2006年4月より東京女子大学に赴任しました。
大学ではポルトガル・ブラジル語を専攻していましたが、そもそも日系人はどうやってブラジルという異国に適応できたのかということに興味があり、3年次のゼミ選択で心理学のゼミへ進みました。
3年生の冬に湾岸戦争が勃発し、テレビの影響力に興味を持ち、社会心理学的な視点からマス・メディアの影響を研究しようと大学院に進学しました。
大学院進学後に、ジェンダーにも興味を持つようになりました。
講義科目として、「コミュニケーション概論Ⅱ(メディア)」「メディア文化論」「ジェンダーとメディア」を担当します。演習科目は、「コミュニケーション研究法実習(内容分析)」「多変量解析」などを担当します。
有馬研究室
研究室のテーマ
私たちオーディエンスは、テレビや書物といったマス・コミュニケーションからどのような影響を受け、どのようにマス・コミュニケーションを楽しんでいるのでしょうか。
そうした疑問に対する答えを出すために、個々人の心理的・行動的側面に焦点を当てた研究やマス・コミュニケーションの内容から影響を推測する研究をしています。
この研究室では、研究する際の学問的視点は学生個々人の責任に任せています。
これまで、マス・コミュニケーション学のみならず、社会心理学、社会学、ジェンダー学、教育心理学などの視点からの研究がありました。
また、ジェンダーなどの社会問題についても積極的に取り上げ、学生たちが卒業後に出ていく社会に向けてのメッセージを発信できるよう心がけています。
従来のマス・メディアのあり方や存在意義が変化している昨今に、マス・メディアと我々の付き合い方やマス・コミュニケーションはそもそも何か、そして今後どうなっていくのかを考え直すことができる研究室だと考えています。
そのような再考の過程を通して、当たり前のことが当たり前ではないことに気づき、今後の社会へのささやかな提言を発信することができればと思います。
有馬研究室の研究のキーワードは、マス・メディア、マス・コミュニケーション、オーディエンス、ステレオタイプ、偏見、ジェンダーなどです。
教員から学生へのメッセージ
マス・メディアは、不特定多数の人々に一度に同じ情報を伝達してきました。
今日ではTwitterなどのSNSが、情報拡散の新しい手段として台頭していますが、私たちは旧来のマス・メディアと新しいメディアを情報入手の手段としてどのように使い分けているのでしょうか。
また、そうしたメディアから何を得ているのでしょうか。普段意識せずに使用しているメディアについて、深く研究することで、自分や社会を見つめ直してみませんか。
ゼミ学生の声
- やる時はやる!という真面目でありながら個性豊かな人が多く、楽しいゼミです。そのようなメンバーから刺激を受け、自分自身も成長出来ます。
- メディア、特にテレビの研究をしたいと思い入りました。実際にゼミでは、テレビドラマについての研究を行いました。
- 有馬ゼミは、勉強する時は勉強、遊ぶ時は遊ぶというようなオンオフの切り替えがはっきりしているゼミです。勉強も遊びも何事にも真剣に取り組みたい方はこのゼミオススメします。
- 私は若者を中心とした人気アプリ、Instagramに関する研究を行っています!普段何気なく利用しているものについて研究する事で、新たな発見もあり、とても楽しいです。
- 先生は、チャキチャキした、ちょっとおっちょこちょいでお茶目なみんなのお母さん的存在。面倒見が良く、ゼミの雰囲気もメリハリがあってとても居心地がいいです!