熊谷 智子Tomoko Kumagai

熊谷 智子

教授 / 社会言語学・言語行動研究・談話分析

日常の言語コミュニケーションにおいて、人は互いにどのような働きかけをしているか、そのためにどのようにことばを用いているかを研究している。

E-mail
tkuma@cis.twcu.ac.jp
オフィスアワー
火曜3限

自己紹介

2010年4月に東京女子大学の人間科学科言語科学専攻に赴任しました。

「言語研究入門B」「語用論」「言語文化論」などの他、「日本語表現法Ⅰ」も担当してきました。

学部時代の専攻は英語で、異文化コミュニケーションに興味をもちました。

その後、日本語教育が盛んになる中、これからの異文化コミュニケーションは日本人が外国語を学ぶという発想でなく、さまざまな国の人と日本語で異文化コミュニケーション行う機会も増えてくると考えて、大学院では日本語を専攻しました。

大学院修了後、国立国語研究所に入り、東京女子大学に来るまでの20年余り、言語行動や談話の分析を行ってきました。

研究所の社会言語学的な調査研究プロジェクトにも参加して、関心を広げてきました。

熊谷研究室

研究室のテーマ

研究テーマは、言語コミュニケーションに関する個々人の関心を尊重しています。

卒論研究は、「卒業のための必修」でなく、今でなければ体験できない貴重な機会ととらえてほしいと思います。

課題(リサーチ・クエスチョン)を見つけ、それを解決するためのデータや情報を的確に収集し、分析を行って論理的な答えを出す能力は、卒論だけでなく、社会に出た後も、仕事以外でも一生役立ちます。

ゼミの仲間とも意見交換し、知的に楽しみながら、一人一人が自分の力を伸ばしていける場を作るよう努めています。

教員から学生へのメッセージ

ことばによるコミュニケーションは私たちの生活に満ちあふれています。

自分や周りの人々がどうしているか、マス・メディアはどうか、それにどんなことを感じるか、いろいろなことに興味をもって目や耳を開いてみてください。

それが、研究テーマとしてだけでなく、人が一生使いながら暮らしていく「ことば」を楽しむことにつながっていきます。

ゼミ学生の声


  • ゼミを通じて、コミュニケーションや話し合いの大切さを学んだ。

  • 毎週円形になって意見を共有し合うことで、自身の考えつかなかったことや新しい見方に触れることができる。

  • 3年次ゼミで様々な論文に触れることができたため、卒論では本当に興味を持つ分野を見つけ、調査をして考察することが面白くて楽しいという感覚を実感することができた。


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