渡辺 隆行Takayuki Watanabe

渡辺 隆行

教授 / 情報デザイン・Webアクセシビリティ

高齢者や障害者など多様な利用者を対象に人間中心設計(デザイン)のプロセスを回し、ユーザが抱える問題点を発見してそれを解決することに興味を持って活動している。

E-mail
nabe(あっとまーく)cis.twcu.ac.jp
オフィスアワー
金曜4限

自己紹介

2002年4月にコミュニケーション学科の教職免許「情報」を教える教員として赴任しました。

コミュニケーション専攻の科目としては、「コミュニケーション概論II(情報デザイン)」、「アプリ作成入門」、「ユニバーサルデザイン(人間中心設計)」、「Webデザイン」、「Webプログラミング」、「3年次演習」、「4年次演習」を担当しています。

1998年までは原子核・素粒子実験の研究者でしたが、2003年後半からはUniversalなWeb利用に研究の主眼を移し、実証研究をベースに、技術から人・社会に至るまでの幅広い階層で、Webアクセシビリティ向上に結びつく研究・教育・社会活動に取り組んできました。

2016年からはそれに加え、人間中心設計を軸としたアクセシビリティ、ユニバーサルデザイン、ユーザビリティ、ユーザ体験、デザイン思考など、広く情報デザインの活動に取り組んでいます。

渡辺研究室

研究室のテーマ

渡辺研究室は、「人間と情報通信システムのユニバーサルなコミュニケーション」を旗印に、


  • 情報通信機器(をはじめとする身の回りの物)

  • システム・サービスのユニバーサルデザイン(なるべく多くの人が使えるようにデザインすること)

  • ユーザビリティ(使いやすさ)

  • アクセシビリティ(高齢者や障害者なども利用できること)

  • ユーザ体験(嬉しい利用体験)


に関連するテーマ、特にアクセシビリティを中心としたウェブ・デザインに取り組んでいます。

研究の詳細>>

教員から学生へのメッセージ

曖昧で複雑な現代社会の諸問題を解決するためには,まず解くべき問題を正しく見つけることが必要です.次にどうすればその問題を解決できるかのアイデアを考え,そのアイデアの有効性を評価します.そこで重要なのが人間中心設計です.エンジニアやデザイナ中心ではなく,モノ・コトを使うユーザを中心に考え,ユーザを中心にデザインする考え方です.様々な研究調査手法を組み合わせることでユーザの世界を理解・共感し,ユーザ本人すら気づいていない問題点を発見し,多様なステークホルダーが力を合わせて解決方法を自由に発想します.その解決案を科学的に検証することで,解決案(アイデア)の有効性を検証できます.現代社会は情報通信技術がベースになっているので,情報をどうデザインするかという情報デザインも大事です.

これらのテーマを,「Playfulな学び」をコンセプトに教育していますので,主体的に楽しく学ぶことができると思います.仲間と供にディスカッションして解決案をアウトプットしていく能動的な学びを経験しませんか.

ゼミ学生の声


  • 実践的な学びを通して、主体性・協調性が培われる。

  • 日常的に情報収集のアンテナを張る癖ができる(日常の中の気付きが増える)。

  • 日常の中で他人の立場・気持ちになって物事を考えることができるようになる。

  • 情報デザインは私達の生活と密接に関係しているので、身近な体験の中から多くの学習テーマを見つけることができる。

  • 実践的な活動・アウトプットの場が多いので、自分の興味をどんどん広げることができる。

  • 先生の講義に対して生徒自身が一方的に受け身になるのではなく、生徒同士、先生と生徒同士で意見や考えを活発に共有しあえる。

  • 身近にあるユニバーサルデザインについて普段から目を向ける機会が広がり,より使いやすい物の利用方法について考えるようになった。

TOP